【高齢者レク】お手玉ピッタリストップ!20人でやってみた|座ったままで楽しめる得点ゲーム

お手玉レク
記事内に広告が含まれています。

こんにちは。
「高齢者レクノート」のひろです。

このブログでは、介護の現場で実際にやってみた高齢者レクリエーションを紹介しています。

今回やってみたのは、

「お手玉ピッタリストップ!」

です。

テーブルの上でお手玉をスーッと滑らせて、止まった場所の点数を競うゲームです。

遠くへ飛ばせばいいわけではありません。

強すぎると行きすぎてしまい、弱すぎると狙った場所まで届きません。

そのため、

「ちょうどいい力加減」

がポイントになります。

今回は約20人で行い、最初は1人1個のお手玉で練習。本番では1人3個ずつ滑らせて、合計得点を競いました。

実際にやってみると、ゲームそのものだけでなく、職員の声かけで盛り上がり方がかなり変わることも分かりました。


お手玉ピッタリストップとは?

テーブルの上に得点ゾーンを作り、お手玉を滑らせます。

今回は、

手前が10点、中央が30点、奥が50点

となるようにしました。

高得点だからといって勢いよく滑らせればいいわけではなく、狙った場所でピタッと止めることが大切です。

お手玉が得点ゾーンへ近づいてくると、

「止まれ、止まれ!」

と思わず周りの方も見入ってしまいます。

力の強い方が必ず有利になるゲームではないので、誰が高得点を出すか最後まで分からない面白さがあります。


今回のレクリエーション

  • 参加人数: 約20人
  • 所要時間: 約45分
  • 姿勢: 椅子・車いすに座ったまま
  • 練習: 1人につきお手玉1個
  • 本番: 1人につきお手玉3個
  • 道具: お手玉、テーブル、得点表示用のテープや紙、得点を記録するもの
  • ねらい: 上肢運動、力加減、集中力、目と手の協調、応援や交流

テーブルは少し長くしました

今回は、長方形のテーブルだけでは少し距離が短かったため、正方形のテーブルをつなげて長くしました。

お手玉を滑らせる距離がある程度あることで、

「50点まで届くかな?」

「今度は強すぎたかな?」

と、力加減を考える楽しさが出ました。

ただし、テーブルが長すぎると届かない方もいるので、参加される方に合わせて距離は調整したほうがいいと思います。


進め方

① あいさつ・説明

「皆さん、こんにちは!」

「今日はお手玉を使ったゲームをします」

お手玉を見せます。

「今日は投げるのではありません」

「テーブルの上を、スーッと滑らせます」

得点ゾーンを指さしながら、

「止まった場所によって点数が変わります」

「強ければいいわけではありませんよ」

「ちょうどいい力で、ピタッと止めてください」

「題して……」

「お手玉ピッタリストップ!」

「誰が一番高得点になるでしょうか?」


② 準備運動

ゲームの前に、座ったままで手や腕をほぐします。

深呼吸を3回行い、手のグーパー、手首回し、肩回し、両腕を前へ伸ばす運動などを行います。

最後に、

「今日はお手玉を前へ滑らせますよ」

と、本番と同じように腕を前へ出す動きを練習しておきます。


③ 職員がお手本

「まずは職員がやってみます」

お手玉をテーブルの手前に置きます。

「投げるのではなく……」

「優しく、スーッと」

お手玉を滑らせます。

動いている途中で、

「どこで止まるでしょう?」

「止まれ、止まれ!」

と声をかけます。

「30点!」

「こんな感じです」

強めに滑らせて行きすぎる様子も見せると、

「強すぎてもダメなんですね」

と伝わりやすくなります。


④ まずは1人1個で練習

今回は、最初に1人1個ずつお手玉を使って練習しました。

「まだ本番ではありません」

「どのくらいの力なら、ちょうどいいところで止まるか試してみましょう」

と声をかけます。

実際に滑らせてもらい、

「いいところです!」

「少し強かったですね」

「今度はもう少し優しくいきましょう」

と、力加減を確認しました。


練習でいきなり高得点!

練習中に、いきなり50点が出た方がいました。

そこで、

「さあ、大変なことになりましたよ!」

「本番で最高得点が出るかもしれません!」

と声をかけました。

すると、その方だけでなく周りの皆さんも注目してくださいます。

こういう一言を入れるだけでも、次の本番への期待感が高まりました。


⑤ 本番は1人3個ずつ

練習が終わったら本番です。

今回は、1人につきお手玉3個にしました。

「それでは本番です!」

「3個のお手玉の合計点でいきましょう」

「1個目、いきます!」

お手玉を滑らせます。

「いいところへ行っています!」

「止まるか?」

「止まれ、止まれ!」

点数が決まったら、

「30点!」

と発表します。

2個目、3個目も同じように行い、合計点を出します。


「暫定1位です!」で盛り上げました

今回やってみて特に大切だと感じたのが、職員の盛り上げ方でした。

一人終わるごとにただ点数を読み上げるだけだと、待っている方にとっては少し単調になりやすいです。

そこで、高得点が出たら、

「暫定1位です!」

と声をかけました。

次の方には、

「さあ、この点数を超えられるでしょうか?」

「現在の1位に挑戦です!」

と声をかけます。

すると、自分の番ではない方も得点を気にして見てくださるようになりました。


待っている方にも「予想」してもらう

20人で一人ずつ行うと、どうしても待ち時間ができます。

そこで、

「次のお手玉は何点に止まるでしょう?」

「50点まで行くと思う方?」

「30点くらいかな?」

と周りの方にも聞きました。

お手玉が動き出したら、

「皆さん、止まれと言ってください!」

と声をかけます。

自分が滑らせていない時間も、予想や応援で参加できるようにすることが大切だと思いました。


実際にやってみて分かったこと

今回やってみて感じたのは、

「ゲームのルールは簡単でも、職員の声かけで盛り上がり方が変わる」

ということでした。

お手玉を滑らせて、止まった点数を数えるだけでもゲームとしては成立します。

でも、

「最高得点が出るかもしれません!」

「暫定1位です!」

「この記録を超えられるでしょうか?」

「止まれ、止まれ!」

と声をかけることで、周りの方も一緒に注目してくださいます。

特に20人くらいで行う場合は、待っている方をどう巻き込むかが大切だと感じました。


大きな力がなくても楽しめました

このレクは、力いっぱい投げるゲームではありません。

むしろ、

「強すぎない力」

が必要です。

そのため、腕の力が強い方だけが有利になるわけではありません。

優しく滑らせたお手玉が高得点にピタッと止まることもあります。

「あんなに優しく滑らせたのに50点!」

という意外性も面白いところです。


認知症の方への配慮

点数の仕組みが分かりにくい場合は、細かく説明しなくても大丈夫です。

「このお手玉を前へスーッとしてください」

と伝えます。

職員が得点を確認し、

「30点でした!」

「上手に止まりましたね!」

と伝えれば十分です。

何点を狙うか考えることより、お手玉を滑らせて、その動きを楽しむことを大切にしました。


車いすの方への配慮

車いすの方も座ったまま参加できます。

テーブルに無理なく近づける位置にし、前へ大きく身体を乗り出さなくてもお手玉を滑らせられるようにします。

スタート位置も全員同じにする必要はありません。

その方に合わせて少し手前から滑らせるなど調整します。

床へ落ちたお手玉は、職員が拾います。


安全面で気をつけたいこと

得点ゾーンは、テーブルの端ぎりぎりには作らないようにします。

奥にも余白を残しておくと、お手玉が勢いよく進んでも床へ落ちにくくなります。

また、

「投げるのではなく、滑らせる」

ことを最初にしっかり伝えます。


盛り上げる声かけ

「優しくスーッと!」

「いいところへ行っています!」

「止まれ!止まれ!」

「50点に入るか?」

「おしい!」

「高得点です!」

「現在トップです!」

「暫定1位です!」

「この記録を超えられるでしょうか?」

「さあ、大変なことになりましたよ!」

「最高得点が出るかもしれません!」

こうした声かけを少し大げさなくらいに使うと、周りの方も一緒に楽しみやすくなりました。


次回やるなら

次回も、

1個で練習

↓

本番は3個

という流れで行いたいと思います。

また、参加される方によって難しさが違うので、

「少し簡単すぎるかな」

と思ったら得点ゾーンを少し狭くする。

「なかなか点が入らない」

場合は得点ゾーンを広くする。

というように調整するとよさそうです。

そして何より、次回も、

「暫定1位!」

「止まれ、止まれ!」

と、みんなが一緒に参加できる声かけを大切にしたいと思います。


まとめ|力より「ちょうどいい」が面白い!

今回は約20人で、

「お手玉ピッタリストップ!」

を行いました。

練習では、1人1個。

本番では、1人3個ずつお手玉を滑らせて得点を競いました。

テーブルも、長方形のものに正方形のテーブルをつなげ、少し長めにして行いました。

練習でいきなり50点が出たときには、

「さあ、大変なことになりましたよ!最高得点が出るかもしれません!」

と声をかけました。

本番では、一人終わるごとに、

「暫定1位です!」

と実況。

こうした声かけを入れることで、本人だけでなく周りの方もお手玉の行方を見てくださり、より盛り上がりました。

このレクは、

力が強い人が勝つゲームではありません。

強すぎてもダメ。

弱すぎてもダメ。

ちょうどいいところで、

「ピタッ!」

と止まったときが一番気持ちいいゲームです。

準備するものも、お手玉とテーブル、得点表示が中心なので取り入れやすいと思います。

また次回やってみたときには、今回より盛り上がった工夫があれば「高齢者レクノート」で紹介したいと思います。

明日のレクが、ちょっと楽になりますように。

コメント