【高齢者レク】カラーボールお掃除合戦!8~10人で楽しめる新聞棒ゲーム

新聞棒レク
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こんにちは。
「高齢者レクノート」の 介護福祉士|ひろです。

このブログでは、介護の現場で実際にやってみた高齢者レクリエーションを紹介しています。

今回の第4回は、

「カラーボールお掃除合戦」

です。

新聞棒とカラーボールを使い、自分の陣地にあるボールを相手チーム側へ送っていくゲームです。

今回は、

赤チーム4人・白チーム4人の合計8人

で行いました。

やることはとてもシンプルです。

「自分のところに来たボールを、向こうへコロコロ!」

ただ、実際にやってみると、新聞棒の先でボールを動かすことに慣れていない方も多く、思っていたより少し難しそうでした。

そこで本番を急がず、安全面も考えて約10分間しっかり練習してからゲームを始めました。

今回は、実際にやってみて分かったことや、安全に行うために工夫したことも含めて紹介します。


カラーボールお掃除合戦とは?

赤チームと白チームが向かい合って座ります。

中央の床にカラーボールを置き、それぞれ新聞棒を持ちます。

スタートしたら、自分の陣地にあるカラーボールを新聞棒で相手チーム側へ送ります。

一定時間が過ぎたらストップ。

自分の陣地に残っているボールが少ないチームの勝ち!

というゲームです。

ルールを細かく覚えていただかなくても、

「来たボールを向こうへコロコロ」

これだけで参加できます。


今回の参加人数

今回は、

赤チーム4人
白チーム4人

の合計8人を2回行いました。

人数を増やす場合も、5人対5人の10人程度までなら行いやすいと思います。

ただし、新聞棒を使うレクなので、人数を増やしすぎるよりも、隣の方との間隔を十分に取れる人数にすることを優先したほうが安心です。


レクのねらい

  • 新聞棒を使って腕や肩を動かす
  • 動くボールを目で追う
  • ボールを狙って動かし、集中力を刺激する
  • 赤白対抗戦を楽しむ
  • 仲間を応援しながら交流する
  • 椅子・車いすに座ったまま身体を動かす

勝ち負けだけではなく、

「新聞棒でボールを動かせた」

こと自体を一緒に楽しめるようにしました。


対象

8~10名程度、合計20名程度

椅子・車いすに座ったままで参加できます。

認知症の方も、 

「ボールが来たら、向こうへコロコロ」

という短い声かけで参加しやすいゲームです。


所要時間

約40分

今回は、新聞棒の操作に慣れるまで少し時間が必要だったため、練習を約10分間づつ行いました。

利用者さんの様子によっては、

練習を長めにする → 本番の回数を減らす

という調整でも十分です。


準備するもの

  • 新聞棒:8~10本
  • カラーボール:5~10個程度
  • 椅子
  • 赤白が分かる札など
  • 得点を書くホワイトボード
  • テーブル、もしくは床にラインを引く
  • BGM

最初からたくさんのボールを出さず、練習では1個から始めるのがおすすめです。


座席の配置

今回は、赤チーム4人と白チーム4人が向かい合う形で行いました。

イメージはこのような感じです。

新聞棒が隣の方に当たらないよう、椅子同士は少し間隔を空けます。

車いすの方は、新聞棒の先が無理なく床(テーブル)へ届く位置に調整します。


40分の進め方

① あいさつ・ゲーム説明【約3分】

「皆さん、こんにちは!」

「今日は新聞棒とカラーボールを使ってゲームをします」

カラーボールを見せます。

「今日は皆さんに、お掃除をしていただきます!」

「ただし、普通のお掃除ではありません」

「このボールを相手チーム側へお掃除します!」

「今日のゲームは……」

「カラーボールお掃除合戦!」

「赤チームと白チームに分かれて行います」

「自分のところへボールが来たら、新聞棒で向こう側へ送ります」

「まずはゆっくり練習してから始めましょう」


② 準備運動【約5分】

「新聞棒を使う前に、身体をほぐしましょう」

深呼吸3回

「ゆっくり吸って~」

「ゆっくり吐きましょう」

グーパー10回

「グー、パー」

「グー、パー」

手首回し5回

「新聞棒を使いますので、手首もほぐしておきます」

肩回し 前後5回

「肩をゆっくり回しましょう」

両腕を前へ5回

「前へ伸ばして、戻します」


③ 職員がお手本【約1分】

「それでは、新聞棒の使い方を見てみましょう」

まず、新聞棒を大きく振る動きを見せます。

「こんなふうに大きく振るのは危ないので、今日はしません」

次に新聞棒の先を床につけます。

「新聞棒の先を床につけて……」

ボールをゆっくり動かします。

「コロコロ~」

「こんな感じです」

今日の合言葉は、

「振らない!ゆっくりコロコロ!」

「遠くのボールを無理に取りに行かなくて大丈夫です」

「自分の近くに来たボールだけ動かしましょう」


④ 安全にゆっくり練習【約10分】

今回、実際にやってみて一番大切だと感じた時間です。

新聞棒の先を使って床のボールを動かすことは、普段あまりしない動作です。

最初は、

  • ボールをうまく突けない
  • ボールが新聞棒の横へ逃げる
  • 遠くのボールを取りに行こうとする
  • 新聞棒を大きく動かしてしまう

といった様子も見られました。

そこで、今回は約10分間しっかり練習しました。

まずはボール1個だけ。

「まだ勝負ではありませんよ」

「ゆっくり練習しましょう」

利用者さんの近くへボールを置きます。

「○○さん、新聞棒の先で少し押してみましょう」

「コロコロ~」

「いいですね!」

「慌てなくて大丈夫ですよ」

「棒の先は床につけたままでお願いします」

慣れてきたらボールを2個に増やします。

「今度はボールが2個になりました」

「自分の近くに来たボールだけで大丈夫です」

練習中は職員がボールを利用者さんの近くへ戻しながら、全員が一度は新聞棒でボールを動かせるようにしました。


⑤ 第1回戦・カラーボール5個【約2分】

「皆さん、だいぶ慣れてきましたね」

「それでは赤白対抗戦を始めます!」

中央にカラーボールを5個置きます。

「赤チーム対白チーム!」

「自分のところにボールが来たら、向こう側へコロコロしてください」

「自分の陣地に残っているボールが少ない方が勝ちです」

「準備はいいですか?」

「よーい、スタート!」

「赤チームにボールが来ました!」

「白チーム、送り返しました!」

「○○さんのところにも来ましたよ!」

「ゆっくりで大丈夫です!」

残り10秒になったら、

「あと10秒です!」

「5、4、3、2、1……ストップ!」

「新聞棒を止めましょう」


⑥ ボールを数えて結果発表【約1分】

「さあ、どちらのお部屋がきれいでしょう?」

赤チーム側のボールを数えます。

「1個、2個……」

次に白チーム側も数えます。

「こちらは1個ですね」

「ということで……」

「白チームの勝ち!」

「赤チームも惜しかったです!」

「両チームに大きな拍手!」


⑦ 第2回戦【約2分】

「もう一度やってみましょう!」

今度は中央にボールを少し散らして置きます。

「先ほどより上手にできるでしょうか?」

「今日の合言葉を覚えていますか?」

「振らない!ゆっくりコロコロ!」

「それでは第2回戦」

「スタート!」

「いいですね!」

「赤チーム、上手に送りました!」

「白チームも負けていません!」

「あと5秒!」

「5、4、3、2、1……終了!」

みんなでボールを数えて結果発表します。


⑧ 終わりのことば

「皆さん、お疲れさまでした」

「最初は新聞棒でボールを動かすのが少し難しかったですが、だんだん上手になりましたね」

「赤チームも白チームも頑張りました」

「最後に皆さんへ大きな拍手!」

「ありがとうございました!」


盛り上げる声かけ

ゲーム中は、実況するように声をかけると盛り上がります。

  • 「ボールが来ましたよ!」
  • 「ゆっくりで大丈夫です!」
  • 「いいコースです!」
  • 「向こうへ行きました!」
  • 「また戻ってきました!」
  • 「赤チーム頑張っています!」
  • 「白チームも負けていません!」
  • 「あと10秒!」
  • 「ナイスコロコロ!」
  • 「皆さん拍手!」

認知症の方への配慮

細かなルールを覚えていただく必要はありません。

基本は、

「ボールが来たら、向こうへコロコロ」

これだけで大丈夫です。

方向が分かりにくい場合は、職員が指をさしながら、

「こちらへお願いします」

と声をかけます。

勝敗やボールの数は職員が確認します。

何度も説明するより、実際にボールを近くへ置いて、

「これを向こうへコロコロしてみましょう」

と伝えるほうが分かりやすい場合もありました。


車いすの方への配慮

  • 新聞棒が無理なく床へ届く位置に調整する
  • 遠くのボールを無理に追いかけてもらわない
  • 前へ大きく乗り出さなくてもよい配置にする
  • 車いすの下へ入ったボールは職員が取る
  • 職員がボールを近くへ戻す

全員が同じ範囲のボールを取る必要はありません。

自分の近くへ来たボールを1個動かすだけでも十分参加できます。


安全面で気をつけたこと

今回のレクでは、特に新聞棒を大きく振らないことを意識しました。

ゲームになると、目の前のボールを早く相手側へ送りたくなります。

そのため、本番前の練習で、

「新聞棒の先は床につけたまま」

「大きく振らない」

「遠くのボールは追いかけない」

ことを繰り返し伝えました。

また、ボールが椅子や車いすの下へ入った場合は、利用者さん自身には拾ってもらわず、職員が回収しました。

勝負より安全を優先して、慣れるまで十分に練習する

これが、今回いちばん大切だと感じたポイントです。


よくある失敗と対処法

新聞棒でボールを強く突いてしまう

「強く突く」のではなく、

「新聞棒の先を床につけて、ゆっくり押しましょう」

と声をかけます。

職員がお手本を何度か見せると分かりやすくなります。

新聞棒を振ってしまう

ゲームを一度止めて、

「振らない・コロコロ」

をもう一度確認します。

難しい場合はボールの数を減らして練習へ戻ります。

ボールが遠すぎて届かない

無理に手を伸ばしてもらわず、職員が近くへ戻します。

ボールが椅子の下へ入る

利用者さんには拾ってもらわず、職員が回収します。

ボールが多すぎて忙しくなる

最初は1~2個で練習します。

本番もまずは5個程度から始めると安心です。


実際にやってみて分かったこと

今回実際にやってみて感じたのは、

「新聞棒の先でボールを動かすことは、思っていたより慣れが必要」

ということでした。

床にあるボールを新聞棒の先で狙って動かすのは、利用者さんにとって普段あまりしない動作です。

最初は、

「なかなかボールに当たらない」

「棒の横へ逃げてしまう」

という場面もあり、少し難しそうでした。

そこで予定より練習を長くして、約10分間練習時間を取りました。

最初はボール1個。

慣れてきたら2個。

というように、少しずつ増やしました。

また、安全面を考えて、

「新聞棒は振らない」

「先を床につけて使う」

「遠いボールは無理に追わない」

ことを何度も声かけしました。

本番は、

赤チーム4人・白チーム4人

で行いました。

4人ずつだったので、人数が多すぎず、一人ひとりの新聞棒の動きを職員が確認しながら進められたことも良かったです。

最初から勝負を始めるより、

練習する
↓
少し慣れる
↓
赤白対抗戦をする

という流れのほうが、安全で分かりやすいと感じました。

今回やってみて、

「簡単そうに見えるレクでも、初めて使う道具には十分な練習時間が必要」

ということを改めて感じました。


このレクをやってみて良かったところ

最初は少し難しそうでしたが、慣れてくると、自分のところへ来たボールを一生懸命相手側へ返そうとされていました。

ボールがあちこちへ転がるので、

「こっちに来た!」

「また戻ってきた!」

という場面もあり、自然に笑いが出ます。

また、赤白対抗戦にすることで、チームを応援する声も出ました。

難しいルールを増やさなくても、

「来たボールを向こうへコロコロ」

だけでゲームになるところも、このレクの良さだと思います。


次回やるなら

次回も最初からたくさんのボールを使わず、

1個で練習
↓
2個で練習
↓
5個で赤白対抗戦

という流れで行いたいと思います。

新聞棒を使うことに慣れている方が増えてきたら、本番の時間を少し長くしたり、ボールを1~2個増やしたりしても楽しめそうです。

ただし、ボールが増えるほど新聞棒を大きく動かす可能性も高くなるので、利用者さんの様子を見ながら調整することを優先したいと思います。


おすすめBGM

準備運動には、

「三百六十五歩のマーチ」

練習中には、

「青い山脈」

赤白対抗戦には、

「クシコス・ポスト」

などが合わせやすいと思います。

ゲーム中は、職員の安全面の声かけが聞こえるよう、BGMは小さめにします。

※施設で音楽・動画配信サービスなどを使用する場合は、施設のルールや各サービスの利用条件をご確認ください。


まとめ|練習をしっかり取ると安全に楽しみやすい

「カラーボールお掃除合戦」は、新聞棒とカラーボールを使って楽しめる、座ったままの高齢者レクリエーションです。

今回は、

赤チーム4人・白チーム4人の合計8人

で行いました。

実際にやってみると、新聞棒の先でボールを動かすことに慣れていない方も多く、最初は少し難しそうでした。

そこで、安全面を考えて約10分間しっかり練習してから本番を行ったことが良かったと思います。

大切なポイントは、

「振らない!ゆっくりコロコロ!」

そして、

「遠くのボールは無理に取らない」

ことです。

ゲームを難しくするよりも、まずは新聞棒とボールに慣れていただくことを大切にしました。

新聞棒とカラーボールがある施設なら、まずは8人程度の少人数から試してみると進めやすいと思います。

この「高齢者レクノート」では、これからも、

実際にやってみてどうだったか

どこが難しかったか

どんな工夫が良かったか

次回はどう改善したいか

まで紹介していきたいと思います。

レク担当で、

「明日は何をしよう?」

と悩んでいる方のヒントになればうれしいです。

明日のレクが、ちょっと楽になりますように。


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