【高齢者レク】紙コップタワーを倒せ!座ったままで盛り上がるボールゲーム

ボールレク
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こんにちは。
「高齢者レクノート」の 介護福祉士|ひろです。

このブログでは、介護の現場で実際にやってみた高齢者レクリエーションを紹介しています。

第3回は、

「紙コップタワーを倒せ!」

です。

紙コップを積み上げてタワーを作り、そこへボールを転がして、

「何個倒せるかな?」

と楽しむ、とてもシンプルなレクリエーションです。

実際にやってみると、紙コップが一気にガシャーン!と倒れたときは盛り上がりました。

一方で、使うボールの大きさによって、紙コップの倒れ方がかなり違うことも分かりました。

今回は、実際の進め方だけでなく、やってみて分かったことや、待ち時間を楽しむために工夫したことも紹介します。


今回のレクリエーション

レク名: 紙コップタワーを倒せ!
所要時間: 約45分
姿勢: 椅子・車いすに座ったまま
使用するもの: 紙コップ・ボール
難しさ: ★☆☆ 比較的簡単

ねらい

  • ボールを転がして腕を動かす
  • 紙コップを狙って集中する
  • ボールの方向や力加減を考える
  • 「何個倒れるかな?」と予想して楽しむ
  • 周りの方を応援して交流する
  • 紙コップが倒れる爽快感を楽しむ

準備するもの

  • 紙コップ
  • 柔らかいボール
  • テーブル
  • 椅子
  • 紙コップを並べる場所
  • BGM

今回やってみて特に大切だと感じたのが、ボール選びです。

詳しくは後ほど紹介しますが、紙コップを倒すなら、私は小さいボールより少し大きめのボールのほうがやりやすいと感じました。


紙コップでタワーを作ります

紙コップを10個ピラミッドのように積みます。

最初からたくさん積まなくても大丈夫です。

参加される方の様子を見ながら、紙コップの数やボールを転がす距離を調整します。


45分の進め方

① あいさつ・説明【約5分】

紙コップとボールを見せます。

「皆さん、こんにちは!」

「今日は、こちらの紙コップとボールを使います」

積み上げた紙コップを見せて、

「この紙コップめがけて、ボールを転がしていただきます」

「さて、何個倒れるでしょうか?」

そして、

「紙コップタワーを倒せ!」

「今日はこれに挑戦してみましょう!」

と始めます。

ルールは難しくありません。

「ボールを転がして紙コップを倒す」

基本はこれだけです。


② 準備運動【約7分】

ゲームの前に、座ったまま身体をほぐします。

深呼吸3回

「鼻からゆっくり吸って~」

「口からゆっくり吐きましょう」

手のグーパー10回

「グー、パー!」

「もう一度、グー、パー!」

手首回し

「今日はボールを転がしますので、手首もほぐしておきましょう」

肩回し

「肩をゆっくり前へ回します」

「今度は後ろへ」

両腕を前へ

「前へ伸ばして~、戻します」

最後に、ボールを持てる方はボールを持って、

「右へ~」

「左へ~」

とゆっくり動かします。

「身体がほぐれてきましたね」

「それでは紙コップを倒してみましょう!」


③ 職員がお手本【約3分】

最初に職員がやって見せます。

「それでは、まず私がやってみます」

紙コップタワーを指さして、

「こちらを狙いますよ」

ボールを床やテーブルの上から転がします。

コロコロコロ……。

紙コップに当たったら、

「倒れました!」

「こんな感じです」

ここで大切なのは、投げるのではなく転がすことです。

「ボールは投げずに、やさしくコロコロ転がしてくださいね」

と伝えます。


④ まずは練習【約5分】

いきなり点数を競わず、最初は何人かに練習してもらいます。

「○○さん、やってみましょう」

「紙コップを狙って……」

「コロコロ~!」

「いいですよ!」

「当たるかな?」

「おしい!」

紙コップが倒れなくても、

「いいところへ行きました!」

「もう少しでしたね!」

と声をかけます。


⑤ 本番!何個倒せるでしょう?【約15分】

練習が終わったら本番です。

1人ずつ順番に挑戦します。

そのときに私が使ったのが、

「予想タイム」

です。

次の方が準備している間など、少し待ち時間ができることがあります。

そんなときに、

「さあ、何個倒れるでしょうか?」

と皆さんに聞きます。

「3個かな?」

「全部倒れるかな?」

など、周りの方にも一緒に考えてもらいます。

さらに、

「今度のボールは、まっすぐ転がるでしょうか?」

と聞くこともありました。

こうすると、実際にボールを転がしていない方も、ボールの行方を見て参加できます。

そして、

「それでは○○さん、お願いします!」

「狙ってくださいね」

「いきますよ~」

「コロコロ~!」

紙コップに当たったら、

「倒れた!」

「何個でしょう?」

みんなで数えます。

「1、2、3、4……」

「5個です!」

拍手!

紙コップが一気に倒れたときには、

「おおー!たくさん倒れました!」

と大きめに声をかけると盛り上がります。


⑥ もう一度チャレンジ【約7分】

時間に余裕があれば、もう一度挑戦します。

1回目より紙コップとの距離を少し変えたり、紙コップの数を変えたりしても楽しめます。

ただし、難しくしすぎる必要はありません。

特に高齢の方や認知症の方が多い場合は、

「当てること」

「倒れること」

そのものを楽しめるようにします。

「今度は何個倒れるでしょう?」

「さっきよりたくさん倒せるかな?」

「皆さん応援お願いします!」

と周りの方にも声をかけます。


⑦ 終わりのことば【約3分】

「皆さん、お疲れさまでした!」

「今日は紙コップをたくさん倒しましたね」

「一気に倒れたときは気持ちよかったですね!」

「皆さん、大きな拍手をお願いします!」

「ありがとうございました!」

と終了します。


実際にやってみて分かったこと

ここからが「高齢者レクノート」で一番残しておきたいところです。

今回も、実際にやってみたからこそ分かったことがありました。


大きめのボールのほうが紙コップが倒れて楽しかった

今回やってみて感じたのは、

「ボールの大きさは意外と大切」

ということです。

少し大きめのボールを使うと、紙コップに当たりやすく、一度に何個も倒れることがありました。

紙コップが、

ガシャーン!

とたくさん倒れると、利用者さんもうれしそうでした。

周りからも、

「おおー!」

「たくさん倒れた!」

と声が出て、盛り上がります。

「紙コップを倒す楽しさ」を感じてもらうなら、ある程度当たりやすいボールを使うことも大切だと感じました。


小さいボールでは、なかなか倒れないことも

一方、小さいボールでも試してみました。

すると、紙コップに当たりにくかったり、当たってもあまり倒れなかったりしました。

せっかく狙ったのに紙コップがほとんど倒れないと、少し残念そうにされる方もいました。

もちろん、難しいほうが楽しい方もいらっしゃると思います。

ただ、今回の参加者さんの場合は、

「狙う難しさ」より「紙コップが倒れる楽しさ」

を感じてもらえるほうが盛り上がりました。

次回も最初は大きめのボールから始めたいと思います。


待ち時間は「予想タイム」にしてみました

1人ずつ順番に行うレクリエーションで気になるのが、待ち時間です。

特に、動作がゆっくりな方が参加されるときは、次の方の準備に少し時間がかかることがあります。

そこで今回は、待っている時間に、

「さあ、何個倒れるでしょうか?」

「全部倒れると思いますか?」

「まっすぐ転がるでしょうか?」

と皆さんに聞いてみました。

すると、ただ順番を待つのではなく、これから転がるボールにも注目してもらいやすくなりました。

実際にボールを転がす人だけでなく、待っている方にも参加してもらう方法として、これは使いやすかったです。


「上手にできたか」だけで終わらせない

紙コップにボールが当たらないこともあります。

そんなときに、

「失敗でした」

で終わってしまうと残念です。

私は、

「おしい!」

「いいところでした!」

「あとちょっと!」

と声をかけるようにしました。

そして周りの方にも、

「もう一度応援しましょう!」

と声をかけます。

紙コップが何個倒れたかだけではなく、ボールを転がしたこと自体を一緒に楽しむことも大切だと思います。


認知症の方への配慮

認知症の方には、細かなルールをたくさん説明しなくても大丈夫です。

紙コップを指さして、

「あの紙コップに向かって、ボールをコロコロしてください」

と伝えます。

必要であれば、職員が先に見本を見せます。

「こちらですよ」

と紙コップを指さすのも分かりやすいです。

倒れたら、

「倒れました!」

「すごいですね!」

と、その場ですぐに一緒に喜びます。


車いすの方への配慮

車いすの方も座ったまま参加できます。

ボールを転がしやすい位置へ調整し、前へ大きく身体を乗り出さなくてもできるようにします。

紙コップまで遠すぎる場合は、距離を短くして大丈夫です。

全員を同じ距離にすることより、その方が無理なくボールを転がせることを優先します。


このレクをやってみる方へ

今回、実際にやってみて特におすすめしたいポイントです。

① 最初は大きめのボールがおすすめ

② 「投げる」より「転がす」にする

③ 紙コップまでの距離はその方に合わせる

④ 倒れなくても「おしい!」と声をかける

⑤ 待ち時間は「何個倒れるでしょう?」と予想タイムにする

⑥ 「まっすぐ転がるかな?」も使いやすい声かけ

⑦ 難しくしすぎず、紙コップが倒れる楽しさを大切にする


次回やってみたいこと

今回やってみて、ボールの種類を変えるだけでも難しさがかなり変わることが分かりました。

次回は、

「大きいボールなら何個?」

「少し小さいボールなら何個?」

など、ボールを変えて比べてみるのも面白そうです。

また、紙コップの積み方や距離を少し変えて、どの方法が一番楽しみやすいか試してみたいと思います。

実際にやってみたら、また「高齢者レクノート」で紹介します。


まとめ|紙コップが倒れるだけでも盛り上がりました

今回は、

「紙コップタワーを倒せ!」

を実際にやってみました。

ルールはとてもシンプルです。

紙コップを積む。

ボールを転がす。

紙コップを倒す。

これだけです。

でも、紙コップが一気に倒れると、

「おおー!」

と自然に声が出ます。

実際にやってみて、特に印象に残ったのはボールの大きさでした。

大きめのボールは紙コップに当たりやすく、たくさん倒れるので楽しそうでした。

一方、小さいボールでは当たりにくく、あまり倒れないため、残念そうにされることもありました。

そしてもう一つ役立ったのが、

「予想タイム」

です。

動作がゆっくりな方などで少し待ち時間ができても、

「何個倒れるでしょうか?」

「まっすぐ転がるでしょうか?」

と周りの方に聞くことで、みんなでボールに注目する時間に変えることができました。

レクリエーションは、ゲームそのものだけでなく、待っている方をどう巻き込むかも大切なのだと感じました。

この「高齢者レクノート」ではこれからも、

実際にやってみてどうだったのか。

利用者さんはどんな様子だったのか。

うまくいかなかったところはどこか。

次回はどう変えてみたいか。

まで紹介していきたいと思います。

レク担当で、

「明日は何をしよう?」

と悩んでいる方のヒントになればうれしいです。

明日のレクが、ちょっと楽になりますように

最後までご覧いただきありがとうございました。

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